資源循環分科会

資源循環分科会 活動内容
分 野
万博でのごみ組成調査とごみウォッチング
目 的
  1. ごみ組成調査については、主に来場客が排出するごみ・資源物(会場内50か所の分別ステーションで収集されるごみ・資源物)の組成を詳細に調査・分析することで、大阪・関西万博における廃棄物の分別方法や発生量予測が適切であったかを検証するとともに、大規模イベントでのゼロ・ウェイストに向けたノウハウの蓄積を図る。
  2. ごみウォッチングについては、組成分析の結果を踏まえて会場内の分別ステーションの分別状況やごみ・資源物を捨てに来る人の行動をチェックすることで、①の検証をさらに深掘りし、ごみを捨てる側の視点で大規模イベントにおけるゼロ・ウェイストのポイントを導き出す。
活動の目標
  1. 期間中に延べ100人のボランティア・スタッフを募集し、ごみ組成調査とごみウォッチングを実施する。
  2. ごみ組成調査については期間中に2回、ごみウォッチングについては期間中に10回実施する。
SDGs万博かどうかの評価指標
  1. 期間中のごみ・資源物の総排出量が、博覧会協会の事前予測(グリーン・ビジョン2024年版による9708.5トン)を下回ること
  2. 期間中のごみ・資源物の総排出量に対する資源化率が80%以上であること(熱回収分=サーマル・リカバリー分は当然ながら資源化率に含まない)
活動案
  • 組成調査については、博覧会協会がこの5月までに行った公募に大阪府民環境会議として応募し、基本的には実施する方向となっている(詳細は今後話し合い)。この取り組みについては、コンサル会社、廃棄物処理事業者、廃棄物資源循環学会などの専門性を持った組織の協力が不可欠であり、浅利美鈴先生(総合地球環境学研究所教授)を中心にその体制づくりに動いていただいている。
  • ごみウォッチングについては、地球環境基金助成事業として今年度ごみウォッチングサイトを開設する予算を計上しており、来年度も地球環境基金事業としてボランティアスタッフに対するマネジメント等を実施する予定。
実施期間
2025年2月~2026年3月(予定)
実施スケジュール
  • 2025年1~2月 ボランティアスタッフ募集
  • 2025年2月下旬 ボランティア説明会兼セミナー(講師 浅利美鈴先生)
  • 2025年 5月、9月 ごみ組成調査
  • 2025年4~10月 ごみウォッチング
  • 2025年11月~2026年1月 ごみ組成調査・ごみウォッチングの成果と課題に関するミーティング
  • 2026年3月 ごみ組成調査・ごみウォッチングに関する報告書発行
参加者
大阪府民環境会議、大阪ごみ減量推進会議、ごみゼロネット大阪、廃棄物資源循環学会有志(浅利美鈴先生、岡山朋子先生ほか)、コンサル会社、廃棄物処理事業者、ボランティアスタッフ