SDGsの万博市民アクションの活動内容

SDGs万博市民アクションとは?

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が掲げる「SDGsが達成される社会」の目的にふさわしく大阪・関西万博が実施されるよう、主に大阪・関西エリアにおいて市民活動を実践している市民団体が協働し、点検・評価し、 働きかけることを趣旨としたNGO/NPOなどの市民のネットワークです。
通常の活動から見える視点を生かし、大阪・関西万博をきっかけとし、分野を超え、幅広い視野で持続可能な社会 を目指します。
SDGs万博市民アクションでは、ネットワーク全体で情報共有や話し合いをすると共に、それぞれの専門性を活かして、6つの分科会に分かれても活動を深めていきます。

全体会

定期的にネットワークのメンバーで集まって、情報共有や議論を行います。また、博覧会協会や大阪府市の万博推進局など、関係団体との対話や協議、一般に向けた記者会見を予定しています。

分科会

SDGs万博市民アクションでは、ネットワーク全体で情報共有や話し合いをすると共に、それぞれの専門性を活かして、6つの分科会に分かれても活動を深めていきます。

市民参加・教育分科会

万博ボランティア活動に参加する約3万人の創意工夫、ホスピタリティが生かされ、来場者の思い出や満足感に寄与するとともに、ボランティア自身が活動を通じて満足感や感動を体験し、新たな活動意欲が向上し、万博終了後も様々な分野で活躍できるよう、博覧会協会や府市万博推進局、万博ボランティアセンターへ働きかけを行います。
万博ボランティアへの応募・参加を機にボランティア活動をスタートする人に、ボランティア活動の魅力や多様な参加や学びの機会に関する情報提供を行うことで、ボランティア活動に参加する市民のすそ野拡大につなげます。

<問題意識>
ボランティア・市民活動が盛り上がっていくことは、ホスピタリティ溢れる国際都市・大阪や関西の実現に不可欠です。ボランティアは言われたことをする人でなく、多様な視点での意見や工夫ができるクリエイティビティのある人です。
ボランティアをする側、ボランティアを受け入れる万博協会や大阪府市の万博推進局側に、「ボランティア」を通して、共に大阪・関西万博を創る仕組みや姿勢ができることで、万博の成功、ひいては万博後の地域社会にボランティア・市民活動がひろがる良い機会につなげていきたいです。

市民参加・教育分科会をさらに知りたい方は

資源循環分科会

大阪・関西万博でのごみ組成調査とごみウォッチングを行います。

大阪・関西万博で排出されたごみを分類して調べる「ごみの組成調査」と万博のごみ箱での来場者の捨て方を調べる「ごみウォッチング」を大学や市民ボランティアと共に行います。2つのごみの調査をすることで、市民目線での万博の評価を行うと共に、今後の大規模イベントでのゼロ・ウェイストのノウハウを蓄積、広く共有します。

大規模イベントでのゼロ・ウェイストに向けたノウハウの蓄積のため、100人のボランティアを募集します。

<問題意識>
地球温暖化防止国際会議COP3(1997年)で国際ルールがつくられ、愛地球博覧会(2015年)では、環境市民団体も運営の一助を担いました。それ以降の万博では資源循環ゼロ・ウェイストが当たり前となりました。加速する気候変動は待ったなし、資源循環型経済社会をリードする企業に、私たち市民(消費者)は一票を投じます。

資源循環分科会をさらに知りたい方は

交通・大気環境・まちづくり分科会

持続可能な移動・交通・都市空間を未来の乗り物・自転車から考えます。

大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」について、交通・環境・健康の面から実施される施策を評価し、大阪の将来ビジョンにつなげていきます。また、実際に自転車を使って万博会場に行くツアーも実施予定です。

<問題意識>
大阪市域は1960年代からの高度経済成長期において激甚な大気汚染公害(車及び工場等からのばい煙による)を経て大気環境の改善が進められてきました。現在の大気汚染問題は自動車(特に大型ディーゼル車)に起因すると言われ、我が国の二酸化炭素排出量の約2割は運輸部門が占めています。

そこで、私たちは移動・交通の面から、中でも、身近で環境にやさしい乗り物・自転車を通じ、SDGs万博に続く、大阪の移動や交通、都市空間の未来について考えていきます。

交通・大気環境・まちづくり分科会をさらに知りたい方は

大学生と一緒に「万博のSDGs・平和・人権」を考える分科会

万博自体の目的や、SDGsや人権に照らしたときに今回の万博はどう見えるのかについて、複数の切り口から掘り下げて、大学生を中心に多くの人と共有します。

<問題意識>
この万博において、「非戦」や「平和」はどのように体現されるのか?「SDGs万博」と謳いながら、開催運営側のジェンダーバランスはどうなっているのか?など様々な切り口から、ユース世代と一緒に、この万博について考えます。

平和・人権分科会をさらに知りたい方は

自然再生・生物多様性分科会

大阪府の生物多様性ホットスポットである夢洲の環境が、SDGsを掲げる万博を行われる事による影響で損なわれる事のないように求める活動を行っています。特に環境影響評価の中で「市長意見」で示された内容(多様な環境の保全・創出)が確実に履行できているかについて、確認して行きます。

<問題意識>
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにしており、その中には多様な生物も含まれています。万博の開催地である夢洲は、野鳥をはじめとする生物多様性に富む多様な自然環境がありました。私たちは2019年から夢洲の生きもの調査を行ってきました。万博会場の建設により、生き物のすみかや営巣地は消えつつあります。そのことについて多くの人に知って、考えてもらいたい。
また、少しでも夢洲の自然の保全と万博終了後の自然回復を行いたいと思っています。

自然再生・生物多様性分科会をさらに知りたい方は

環境・人権・気候変動に配慮した持続可能な調達分科会

大阪・関西万博では多くの物品が消費されますが、それらがどこから来て、その調達によって、環境や人権が脅かされていないか。気候変動への影響が大きくないかなどを検証、評価します。今回、輸入が多く参加団体のこれまでの活動での知見のある紙、パーム油、木材の3つが対象予定です。

<問題意識>  
現在の紙、パーム油や木材等の生産のあり方が熱帯林減少の最大要因であるとして、私たちは活動に取り組んできました。大阪・関西万博では多くの物品が調達されます。それらの調達基準や運用方法をチェックすることで、環境や人権、気候変動、生物多様性、アニマルウェルフェアなど持続可能性に配慮したSDGs万博を目指すように働きかけます。国際基準等と万博協会が出す調達コードを比較し公表することで、持続可能な調達の在り方について、広く市民に知らせます。

環境・人権・気候変動に配慮した持続可能な調達分科会をさらに知りたい方は

全体会

ミラノ万博とパリオリンピックから学ぶ「SDGs万博の作り方

NPO地域づくり工房の傘木宏夫さんを講師に「大規模イベントと市民からの持続可能性評価」をテーマとした学習会を開催しました。 日時:2024年9月11日(水)19時~21時 場所:ターネンビル2階@ハイブリッド 参加者:31人(一般18人、メ...
市民参加・教育

市民参加・教育分科会

万博におけるボランティア・市民活動推進
活動内容

資源循環分科会

万博でのごみ組成調査とごみウォッチング
交通・大気環境・まちづくり

持続可能な交通・大気環境・まちづくり分科会

未来の乗り物・自転車からみたSDGs万博の未来
平和・人権

大学生と一緒に「万博のSDGs・平和・人権」を考える分科会

大学生と一緒に「万博のSDGs・平和・人権」を考える
活動内容

自然再生・生物多様性分科会

自然環境保全
持続可能な調達

持続可能な調達分科会

環境・人権・気候変動に配慮した持続可能な調達 SDGs12つくる責任、つかう責任
活動内容

2024年度第3回全体会

会議名:「SDGs万博市民アクション」全体会 日時 :2024年6月12日 内容 グランドルールの確認と修正、予算の説明など、全体運営について協議しました。 各分科会の活動具体化・進捗状況など協議も継続。 博覧会協会主催の参加型プログラム「...
活動内容

2024年度第2回全体会

会議名:「SDGs万博市民アクション」全体会 日時 :2024年5月15日 内容 自団体で協議した提案書を各分科会がそれぞれ発表、活動案を共有するとともに、イメージを共有する中で具体化していきました。 現在の万博に対する評価を出すため、分科...
活動内容

2024年度第1回全体会

会議名:「SDGs万博市民アクション」全体会 日時 :2024年4月25日 内容 ミニ講習会 博覧会協会の持続可能性に関する取り組み、方針、ビジョン、行動計画をみんなで勉強しました。 活動趣旨書の確認および分科会の提案など協議 参加団体より...